webライティングの構成の作り方を教えて!
と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事です。
なぜなら、これからご紹介する「読みやすい構成に整える簡単10STEP」を実践したところ、作業時間を10時間→7時間に短縮することができました。
記事の前半では「構成の重要性」を解説しつつ、記事の後半では「読みやすい構成」を簡単に解説します。
この記事を読み終えた後は、構成を組み立てる時間が減るため、作業時間の短縮になります。
なぜWEBライティングで『構成』が重要なのか?
webライティングではリサーチや本文を書く前に、重要な事前準備で『構成を考える』作業があります。
『設計図』を組み立て、『何を、どの順番で、どのぐらい伝えるか』を決めていくのです。
なぜなら、設計図がないwebページは設計図の無い家づくりと一緒だから。
土地の地盤調査や、トイレ・台所・電気配線の設計図が無いまま、
「よし、ここに家を建てるから、骨組みこんな感じで〜」
と足場を組み始めたりしないですよね。
必ず
- 予算・土地の面積
- 方角から考える間取り
- 使う材料・素材の厳選
- 法律に準じているか
など、まず設計図を作らなければ「快適に住める家」は完成しません。
webライティングも同じです。
『何を、どの順番で、どのぐらい伝えるか』の設計図をしっかりと組み立てることにより
読者が読みやすく、読者の悩みが解決できる記事に仕上がります。
あれ?最終的に何が言いたかったの・・・?と文章が破綻しないためにも、
書く前の準備「設計図を組み立てる=構成を考える』ことが重要なのです。
『私の悩みを解決してくれる記事だ!』と気づいてもらうためにも設計図が重要
読者は基本的に、たまたま検索結果で表示された記事を読んでいます。
例えば、本や雑誌などお金を払って読む情報は、
「何としてでも、お金を払った分の元を取りたい!」と、
多少難しくても読む姿勢が前のめりのはず。
しかし、たまたま検索して出てきた記事は『無料』で読めるからこそ、欲しい情報が載っていない・・・と判断されればすぐに離脱されます。
つまり『あ!私が知りたいことが書いてある!』と思ってもらい、続きをスラスラと読んでもらうためにも設計図が必要なのです。
『あ!私が知りたいことが書いてある!』と読者が思ってくれるためには
- 読者が知りたい情報が、知りたい順番に書いてある構成
- 書いてある内容がすぐにわかる見出し
- 文字だけでなく『図解』や『画像』、文字の色や太さを変え、飽きさせない工夫
これらが必要です。
今回は「構成=設計図」にフォーカスして、解説していきます。
webライティングの基本的な構成はこれだ!
webライティングを進める時の全体図の基本構成をご紹介します。
サイトの顔。ここでクリックされるかどうかが決まります。
本文を読むかどうかが決まるため、何が書いてあり、何が分かるのかを簡潔に書く必要があります。
読者が知りたいこと、解決したいことを書きましょう。
本文の構成は『PREP法(プレップ法)』がオススメ。
本文の内容を再度簡単にまとめる部分。
詳しく説明しますね。
webライティングで読みやすい構成に整える
簡単10STEP
それでは、読みやすい構成に整える簡単10STEPを解説します。
キーワードを決める
ブログを書く時も、webサイトの記事を書く時もまず『検索するキーワードを先に決める』ことが重要です。
なぜなら、書きたいことを書かないため。
つまり「この記事を書きたいから、このキーワードにしよう」という順番だと
本当にそのキーワードが検索されているかが不透明だからです。
まずキーワードを決めてから
『このキーワードで検索する人は、どんな悩みを持っている人だろう?』と考えましょう。
キーワードを決めるには『ラッコキーワード』で検索がおすすめです。
ペルソナを決める
次にペルソナを決めます。
ペルソナとは・・・
記事を読んでくれる人物像のことです。
まず最初にペルソナを決める理由はたった1つ。
「誰に、何を伝えるか」の軸を決めるためです。
例えば キーワードで
- webライター 始め方
というキーワードを狙ったとしても
- 一人暮らしで、仕事以外の時間をすべて自分自身でコントロールできるのか
- 子どもがいて、1日に自由にできる時間はせいぜい2時間なのか
- 定年退職して、ヒマな時間ができたので何となく検索したのか
それぞれの人物が持つ環境や生活の背景により、悩みや知りたいことが違いますよね。
全員が満足できる記事を書くことはできません。
たった一人、しかも顔が浮かぶ人をペルソナと設定し、手紙を書くようにライティングを始めましょう。
もっと詳しくペルソナについてはこちらで解説しています。
キーワードで検索した上位10サイトを分析する
キーワードで検索をして、上位10サイトに
- どんな内容が書いているのか
- どんな構成で組み立てられているのか
上位記事から「このキーワードを検索した人へ、どんな解答があるのか」を具体的に探っていきます。
なぜなら、今現在上位に表示されているサイトは、検索キーワードの「現状の正解」だから。
Googleのアルゴリズムで「読者に有益な記事」「読者が満足している記事」と評価されたために上位に表示されているのです。
もし、あなたが決めたペルソナを考えながら、悩みを想像する・・でも間違いではありません。
でもそれだけだと、悩みの回答が網羅されず、漏れてしまう項目もあるかもしれませんよね。
10サイトで同じことを解説していれば、それは「読者が求めている悩みの解答」です。
何を伝えるかを絞り込むためにも、競合の上位10サイトは細かく分析してみましょう。
ペルソナに合わせて『何をどの順番でどのくらい伝えるのか』を決める
さて、上位10サイトを分析し、何がどの順番で書かれているかを分析しました。
その内容を「自分で決めたペルソナ」に当てはめていきましょう。
具体的には
- 上位10サイトで重なっていた「読者が求めている悩みの解答」を書き出す
- その悩みの解答以外に、解説した方がいい「ペルソナの悩み」を考える
- 何を、どの順番で伝えるのかを取捨選択する
上位サイトで、1つか2つのサイトで解説している内容があったとしても、それが本当に「今回設定したペルソナの悩みを解決」するかは分かりません。
あくまでも、自分が決めたペルソナに合わせて、何を伝えるのかを取捨選択てみましょう。
そのため「何を書かないか」も大切。
ペルソナが解決したいもの、欲しい情報だけを深掘りした記事を作りましょう。
見出しを決める
何を、どの順番で伝えるかが決まりましたね。
次は、伝える本文の「見出し」を決めます。
なぜなら、いきなり本文を書き始めても「支離滅裂な文章」になりかねないからです。
わかりやすく言えば、「見出し」はサイトを家づくりに例えた場合の「家を支える大きな柱」です。
理想は「見出しだけ読む『飛ばし読み』をしても、何となく書いている内容がわかる」こと。
webサイトでは「上から下までじっくり読む人」はいません。
あなたも、何か検索をしたときにホームページを開いたとは言え、見出しがある「目次」を見て
- 「このサイトよさそうだな」
- 「あ〜欲しい情報ないかも」
と判断しているはず。
まずは見出しを決めましょう。
本文をPEREP法で書く
本文は『PREP法(プレップ法)』で構成してみましょう。
PREP(プレップ)法P=Point(結論)
R=Reason(理由)
E=Example(具体例、実例、実体験)
P=Point(再度、結論で締める)
プレップ法を使い、『結論』から書くことで『読者の知りたいことから書く文章』を作ることができます。
例えば、友人との会話で
友人『私、転職しようと思ってて・・・』(結論)
私『え、何で?』
友人『今のとこ、給料低いのに拘束時間長いんだよね〜子どものお迎えもギリギリだし』(理由)
私『そっか〜それは大変だね。』
こんな会話になりませんか?
PREP法も自然な会話と同じ流れで構成されているため、ストレスが少なく、本文を読み進めていくことができます。
まとめ文を書く
最後の締めの部分です。
この部分では『記事のまとめ』と『読者に起こして欲しい行動』を書き後押しする部分です。
具体的には
②この記事を実践することで得られる、素敵な未来を再度押す
③CTA(この記事は、SNSでのシェアがゴール)
この記事では『SNSでシェアしてもらう』ことがゴールです。
そのために、記事からどんな悩みを解決できるのかを、再度伝えます。
タイトルを決める
読者が最初に目にするタイトル。
たった32文字で『記事を見るかどうか』が決まります。
いわゆる『サイトの顔』ですね。
いくら最高の構成で、有益なことばかりを書いていても、クリックされなければ読んでもらえませんよね。
要するに「思わずクリックしてしまう言葉」を選んでみましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
タイトルと本文をつなげるリード文を書く
タイトルと本文を繋げる役割をし、本文までスルスルと読みすすめてもらうための重要な部分です。
AzumiBlogdでは
- ①どんな悩みを持っている人のための記事かを具体的にする
- ②なぜ、この悩みを解決できる記事なのかの『具体例』を書く
- ③記事全体の要約『何が書かれているかを簡単に』説明
- ④この記事を読み終えた後、『悩みを解決するだけでなく、どんな素敵な未来が待っているのか』を詳しく書く
このような構成で書いています。
本文の前に「誰の、何の悩みを解決し、何が得られる記事か」を書くことにより
「本文も読んでみようかな」と誘っているのです。
つまりタイトルと本文を繋げる役割をする部分です。
24時間、寝かせた後に推敲をする
記事が完成したら、1晩は寝かせましょう。
なぜなら、「今はベストと思っていても、必ず訂正箇所が浮き出てくるから」です。
本当は3〜5日置いた方がいいのですが、そんなに納期がゆったりしている仕事はなかなかありませんよね。
最低でも1日(24時間)は寝かせましょう。
しっかり寝かせた後に、推敲をすると面白いほどに
- 誤字脱字
- 文章のちぐはぐ
- 専門用語を使い過ぎていないか
- 漢字の変換間違い
- ちょっと的外れなことを言っている文章
- タイトルと本文の乖離はないか
が見つかります。
ここは、急がず時間をかけることをオススメします。
webライティングで構成を整えるために、気をつけたい4つのこと
書きたいことは書かない
あくまでも「検索キーワード」の悩みや課題を解決する記事であって、「お説教記事」になってはいけません。
例えば
webライター 始め方
で検索する人はwebライターになりたい!挑戦してみたい!人ですよね。
そのため
- 勉強にかかる時間
- 必要なツール
- 何をどこまで勉強するのか
- 月5万を稼ぐまでの道のり
を知りたいはず。
あなたが書きたいと思っている
- 自分自身もwebライターを挑戦するとき、家族に反対されたエピソード
- 兼業でwebライターをしているとき、失敗したエピソード
などは必要ありません。
体験記をつづる記事なら書いてもいいかもですが、少なくとも今回のキーワードでは書いてはいけません。
大切なことは読者にとって有益かを常に考え、記事構成を組み立てることです。
知りたい順番に見出しが並んでいる
読者が欲しい情報が一目でわかる見出しで、欲しい情報の順番で並べましょう。
具体的には
スマホ 副業
で検索する人へ向けての見出しの流れは
- スマホで出来るおすすめの副業5選
- ネットに詳しくなくても大丈夫な理由
- 詐欺を見抜く!気をつけるべき副業の特徴とは?
です。
わかりやすく言えば「会話をする時の流れで書く」ですね。
要するに「あなたの書きやすい順番ではなくて、読者が知りたい順番で見出しを並べましょう」ということ。
見出しがまとまっている「目次」を見れば、内容も想像できて読みたくなるものが理想です。
正しい情報が載っている
自分の知識、聞いた話をそのまま書くのはご法度。
「なぜそうなるのか、なぜ大事なのか」を裏付ける正しい情報が必要です。
webライター 始め方 のキーワードで書く場合でも
- すでにwebライターとして成功している人の言葉
- ブログで月収500万の人が書いた書籍からの引用
- バズ部やferret(フェレット)など、実績がある企業が調査したデータ
など、正しい情報を仕入れて書きましょう。
大切なことは、信頼性を担保し記事を信じてもらうことです。
読者がより納得しやすい記事を書くことができます。
検索したキーワードの悩みが、解決する情報がすべて載っている
検索キーワードで訪れた記事に、欲しい情報が載っていなかった・・・と、がっかりした経験はあなたにもあるはず。
読者が欲しい情報がすべて載っていない記事は、読者の時間を奪ってしまうだけです。
絞り込んだペルソナに向け、欲しいであろう情報をすべて載せてあげる。
読者に検索をやめさせる記事を目指して書きましょう。
情報を網羅するため、文字数が多くなってしまうかもですが・・・
文字数が多いから読まれないのではなく、「欲しい情報が載っていない」から読まれないのです。
必要な情報をすべて盛り込み、必要最低限の文字数で伝えるようにしましょう。
【まとめ】どこまでも『読者目線』で考えてみよう!
上記で紹介した「基本的な構成」「読みやすい構成に整える簡単10STEP」を実践することで、構成は型に当てはめて組み立てればいいので、よりライティングの時間短縮をすることができます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
【なぜWEBライティングで『構成』が重要なのか?】
『何を、どの順番で、どのぐらい伝えるか』の設計図を細かく組み立てることにより、読者が読みやすく、悩みが解決できる記事に仕上がるから。
【webライティングの基本的な構成はこれだ!】
- タイトル→リード文→本文→まとめ
- webライティングで読みやすい構成に整える簡単10STEP
- キーワードを決める
- ペルソナを決める
- ペルソナに合わせて、何をどの順番でどのくらい伝えるのかを決める
- キーワードで検索した上位10サイトを分析する
- 本文で伝える内容の見出しを決める
- 本文をPEREP法で書く
- まとめ文を書く
- タイトルを決める
- タイトルと本文をつなげるリード文を書く
- 24時間寝かせた後に、推敲をする
【webライティングで構成を整えるために、気をつけたい4つのこと】
- 書きたいことは書かない
- 知りたい順番に見出しが並んでいる
- 正し情報が載っている
- 検索したキーワードに必要な情報がすべて載っている
早く本文を書き始めて、早く作業を終わらせたい気持ちもわかります。
しかし、構成という骨組みが曖昧だと、本文を書いている途中にリサーチ作業に戻ったり、見出しを見直したり・・・
逆に作業時間は増えてしまいます。
まずは構成を整えて「何を書くか、何を書かないか」を決めてから本文に取り掛かりましょう。
本文を一息で書けるようになり、執筆の時間を半分にすることができます。